七十二候 *鶺鴒鳴 白粉花(おしろい花)
白露の次候は鶺鴒鳴と書いてそのまま「せきれいなく」と読みます。
期間は九月十三日〜九月十七日頃
鶺鴒はご存知の方も多い雀よりやや大きい野鳥
この時期になると恋をして鳴き声を高らかに響かせます。
季節の花もお馴染みのおしろい花
ひとつの株から赤や黄色、白、赤紫といろいろな色の花が咲いて
絞りの種類の色の掛け合わせ、混じり具合まで様々あって
なんとも言えない可愛らしさを感じます。
花がしぼんでしばらくすると萼(がく)の中にすっぽりとおさまった黒い種。
割ってみると中身はおしろいにそっくりの白い粉。
幼い頃、庭先で手のひらや顔にスッーとのばしてお化粧の真似事をして
遊んだのは懐かしい思い出です。
「暮らしを楽しむ開運七十二候」掲載イラスト 高塚由子 画
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